ワールドカップカタール2022を11月に控え、ニュースなどでもW杯への関心も日に日に高まってきています。
本記事では、メキシコ代表の過去のワールドカップ成績や注目選手などをご紹介します。
ワールドカップでの成績
Embed from Getty Imagesメキシコ代表は、今大会で8大会連続17回目の出場となる。
メキシコ代表のW杯での成績を紹介します。
総合成績
- W杯出場 8大会連続17回目
- 通算成績 16勝14分27敗 得点60 失点98
- 最高成績 ベスト8(1970,1986)
今大会の対戦相手
メキシコはポーランド・アルゼンチン・サウジアラビアと同組のグループCとなった。
優勝経験国があるのはアルゼンチンだけだが、ポーランドやメキシコもW杯での実績は十分。
対戦国のＷ杯での成績とW杯での対戦成績について紹介する。
第1戦 ポーランド
Embed from Getty Images11月23日（水）1:00～ TV テレビ朝日系/ABEMA
- W杯出場 2大会連続9回目
- 通算成績 16勝5分13敗 得点46 失点45
- 最高成績 3位(1974,1982)
- W杯対戦 0勝0分1敗
第2選 アルゼンチン
Embed from Getty Images11月27日（日）4:00～ ABEMA
- W杯出場 13大会連続18回目
- 通算成績 43勝15分23敗 得点137 失点93
- 最高成績 優勝(1978,1986)
- 対戦成績 0勝0分3敗
第3戦 サウジアラビア
Embed from Getty Images12月1日（木）4:00～ ABEMA
- W杯出場 2大会連続6回目
- 通算成績 3勝2分11敗 得点11 失点39
- 最高成績 ベスト16(1994)
- 対戦成績 0勝0分0敗
メキシコ代表メンバー
Embed from Getty Imagesワールドカップメンバーが発表された。
| GK | ギジェルモ・オチョア (Guillermo OCHOA) | アメリカ | 85.7.13 | 185/76 |
| アルフレド・タラベラ (Alfredo TALAVERA) | フアレス | 82.9.18 | 188/84 | |
| ロドルフォ・コタ (Rodolfo COTA) | レオン | 87.7.3 | 188/70 | |
| DF | ケビン・アルバレス (Kevin ALVAREZ) | パチューカ | 99.1.15 | 176/66 |
| エクトル・モレーノ (Hector MORENO) | モンテレイ | 88.1.17 | 182/82 | |
| セサル・モンテス (Cesar MONTES) | モンテレイ | 97.2.24 | 194/70 | |
| ヘスス・ガジャルド (Jesus GALLARDO) | モンテレイ | 94.8.15 | 177/74 | |
| ネストル・アラウホ (Nestor ARAUJO) | アメリカ | 91.8.29 | 187/77 | |
| ヘラルド・アルテアガ (Gerardo ARTEAGA) | ヘンク (ベルギー) | 98.9.7 | 174/64 | |
| ホルヘ・サンチェス (Jorge Eduardo SANCHEZ) | アヤックス (オランダ) | 97.12.10 | 175/76 | |
| ヨハン・バスケス (Johan VASQUEZ) | クレモネーゼ (イタリア) | 98.10.22 | 185/71 | |
| MF | ロベルト・アルバラド (Roberto ALVARADO) | グアダラハラ・チバス | 98.9.7 | 176/63 |
| ルイス・チャベス (Luis CHAVEZ) | パチューカ | 96.1.15 | 178/73 | |
| カルロス・ロドリゲス (Carlos Alberto RODRIGUEZ) | クルス・アスル | 97.1.3 | 176/66 | |
| ウリエル・アントゥナ (Uriel ANTUNA) | クルス・アスル | 97.8.21 | 174/59 | |
| ルイス・ロモ (Luis ROMO) | モンテレイ | 95.6.5 | 182/84 | |
| エクトル・エレーラ (Hector HERRERA) | ヒューストン・ダイナモ (アメリカ) | 90.4.19 | 180/79 | |
| エドソン・アルバレス (Edson Omar ALVAREZ) | アヤックス (オランダ) | 97.10.24 | 187/72 | |
| エリック・グティエレス (Erick GUTIERREZ) | PSVアイントホーフェン (オランダ) | 95.6.15 | 176/63 | |
| オルベリン・ピネダ (Orbelin PINEDA) | AEKアテネ (ギリシャ) | 96.3.24 | 169/64 | |
| アンドレス・グアルダード (Andres GUARDADO) | レアル・ベティス (スペイン) | 86.9.28 | 169/63 | |
| FW | ラウール・ヒメネス (Raul JIMENEZ) | ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ (イングランド) | 91.5.5 | 188/79 |
| イルビング・ロサーノ (Hirving LOZANO) | ナポリ (イタリア) | 95.7.30 | 176/66 | |
| アレクシス・ベガ (Alexis VEGA) | グアダラハラ・チバス | 97.11.25 | 173/72 | |
| エンリ・マルティン (Henry MARTIN) | アメリカ | 92.11.18 | 175/66 | |
| ロヘリオ・フネス・モリ (Rogelio FUNES MORI) | モンテレイ | 91.3.5 | 186/78 |
W杯予選成績
北中米カリブ海予選
| 順位 | 最終予選 | 試合 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 勝点 |
| 1 | カナダ | 14 | 8 | 4 | 2 | 23 | 7 | 28 |
| 2 | メキシコ | 14 | 8 | 4 | 2 | 17 | 8 | 28 |
| 3 | アメリカ | 14 | 7 | 4 | 3 | 21 | 10 | 25 |
| 4 | コスタリカ | 14 | 7 | 4 | 3 | 13 | 8 | 25 |
| 5 | パナマ | 14 | 6 | 3 | 5 | 17 | 19 | 21 |
| 6 | ジャマイカ | 14 | 2 | 5 | 7 | 12 | 22 | 11 |
| 7 | エルサルバドル | 14 | 2 | 4 | 8 | 8 | 18 | 10 |
| 8 | ホンジュラス | 14 | 0 | 4 | 10 | 7 | 26 | 4 |
| 開催日 | 対戦スコア(開催地) | 得点 |
| 2022年 3月30日 | ● 2－0 エルサルバドル (メキシコシティ) | アントゥナ R・ヒメネス(PK) |
| 2022年 3月27日 | ● 1－0 ホンジュラス (サンペドロスラ) | E・アルバレス |
| 2022年 3月24日 | ▲ 0－０ アメリカ (メキシコシティ) | |
| 2022年 2月2日 | ● 1－0 パナマ (メキシコシティ) | R・ヒメネス(PK) |
| 2022年 1月30日 | ▲ 0－0 コスタリカ (メキシコシティ) | |
| 2022年 1月27日 | ● 2－1 ジャマイカ (H・エレーラ) | マルティン ベガ |
| 2021年 11月16日 | 〇 1－2 カナダ (エドモントン) | H・エレーラ |
| 2021年 11月12日 | 〇 0－2 アメリカ (シンシナティ) | |
| 2021年 10月13日 | ● 2－0 エルサルバドル (サンサルバドル) | モレーノ ヒメネス(PK) |
| 2021年 10月10日 | ● 3－0 ホンジュラス (メキシコシティ) | コルドバ,フネス・モリ ロサーノ |
| 2021年 10月7日 | ▲ 1－1 カナダ (メキシコシティ) | J・サンチェス |
| 2021年 9月8日 | ▲ 1－1 パナマ (パナマシティ) | J・コロナ |
| 2021年 9月5日 | ● 1－0 コスタリカ (サン・ホセ) | ピネダ(PK) |
| 2021年 9月2日 | ● 2－1 ジャマイカ (メキシコシティ) | ベガ マルティン |
注目選手
FCポルトで主力として6シーズン242試合に出場し、アトレティコに移籍後も3シーズンで85試合出場とシメオネ監督の信頼を得られないでいる。
一方、メキシコ代表では100試合に出場し、北中米カリブ海予選でも1ゴール決めるなど活躍している。
彼は、アトレティコで出場時間が少ないことについて15歳でパチューカの下部組織に入団したころを振り返りながら、
「あの時期には1日に1食しかできなかったけど、今は神のおかげでちゃんと食べることができて、家族にも尽くすことができる。だから、もちろんプレーしたいけれど、憤りを感じる必要はないんだ。自分は落ち着きを保つことができる。いつかチャンスが訪れるはずだし、それを生かし切らなくてはならない」
と述べ、今は不遇でもしっかり準備してチャンスを生かそうとしている。
今後、クラブでも出場機会を増やし、持ち前の豊富な運動量で様々な局面に絡み、積極的に前線にも顔を出すプレースタイルで、ワールドカップ本番でも活躍することを期待したい。
- FIFA選定 カタールW杯各国のスター選手に選出
- 所属 アトレチコ・マドリード
- 1990年4月19日生
- 185cm/80kg
- 代表成績
- キャップ数 100
- ゴール数 10
- アシスト数 15
メキシコ代表のGKと言えばオチョアとイメージするサッカーファンも多いだろう。
実際、2005年から18シーズンにわたりメキシコ代表として試合に出場し続け、ワールドカップも2014ブラジル,2018ロシアでは正GKとして試合に出場している。
長くプレーした欧州を離れて国内リーグに復帰した現在も代表の常連ではあるが、以前ほど絶対的な立場ではなくなった。
それでもシュートへの反応の速さは健在で、北中米カリブ海予選も全14試合にフル出場するなど37歳となった今もなおメキシコ代表のゴールマウスを守り続けている。
年齢的にも今大会が最後のワールドカップになる。アルゼンチンやポーランドなど強豪が相手になるが、メッシをはじめとした各国のFWとの対決を楽しみにしたい。
- 所属 クラブ・アメリカ
- 1985年7月13日生
- 185cm/78kg
- 代表成績
- キャップ数 128
まとめ
自国で開催された2度のW杯でベスト８に入ったものの、それ以外の大会ではベスト16止まりと壁を打ち破れていない印象のメキシコ代表。
特に、1994年のアメリカ大会以降7大会連続でベスト16で敗れている。
7大会連続で決勝トーナメント進出しているといえば聞こえがいいが、サポーターは過去最高のベスト8より上のの結果を待ちわびている。
今大会で強豪アルゼンチンやポーランドを相手にどのような戦いをするのか注目だ。
