ワールドカップカタール2022を11月に控え、ニュースなどでもW杯への関心も日に日に高まってきています。
本記事では、ポーランド代表の過去のワールドカップ成績や注目選手などをご紹介します。
ワールドカップでの成績
Embed from Getty Imagesポーランド代表は、今大会で2大会連続9回目の出場となる。
ポーランド代表のW杯での成績を紹介します。
総合成績
- W杯出場 2大会連続9回目
- 通算成績 16勝5分13敗 得点46 失点45
- 最高成績 3位(1974,1982)
今大会の対戦相手
ポーランドはメキシコ・サウジアラビア・アルゼンチンと同組のグループCとなった。
優勝経験国があるのはアルゼンチンだけだが、ポーランドやメキシコもW杯での実績は十分。
対戦国のW杯での成績とW杯での対戦成績について紹介する。
第1戦 メキシコ
Embed from Getty Images11月23日(水)1:00~ TV テレビ朝日系/ABEMA
- W杯出場 8大会連続17回目
- 通算成績 16勝14分27敗 得点60 失点98
- 最高成績 ベスト8(1970,1986)
- W杯対戦 0勝0分0敗
第2選 サウジアラビア
Embed from Getty Images11月26日(土)22:00~ テレビ朝日系/ABEMA
- W杯出場 2大会連続6回目
- 通算成績 3勝2分11敗 得点11 失点39
- 最高成績 ベスト16(1994)
- 対戦成績 0勝0分0敗
第3戦 アルゼンチン
Embed from Getty Images12月1日(木)4:00~ ABEMA
- W杯出場 13大会連続18回目
- 通算成績 43勝15分23敗 得点137 失点93
- 最高成績 優勝(1978,1986)
- 対戦成績 1勝0分1敗


ポーランド代表メンバー
Embed from Getty Imagesワールドカップメンバーが発表された。
GK | 1 | ボイチェフ・シュチェスニー (Wojciech SZCZESNY) | ユベントス (イタリア) | 90.4.18 | 195/84 |
12 | ウカシュ・スコルプスキ (Lukasz SKORUPSKI) | ボローニャ (イタリア) | 91.5.5 | 187/84 | |
22 | カミル・グラバラ (Kamil GRABARA) | FCコペンハーゲン (デンマーク) | 99.1.8 | 195/80 | |
DF | 3 | アルトゥル・イェンドゼイチク (Artur JEDRZEJCZYK) | レギア・ワルシャワ | 87.11.4 | 189/78 |
4 | マテウシュ・ヴィエテスカ (Mateusz WIETESKA) | クレルモン (フランス) | 97.2.11 | 187/77 | |
25 | ロベルト・グムニー (Robert GUMNY) | アウクスブルク (ドイツ) | 98.6.4 | 177/61 | |
14 | ヤクブ・キヴィオル (Jakub KIWIOR) | スペツィア (イタリア) | 00.2.15 | 189/78 | |
15 | カミル・グリク (Kamil GLIK) | ベネヴェント (イタリア) | 88.2.3 | 190/80 | |
18 | バルトシュ・ベレシニスキ (Bartosz BERESZYNSKI) | サンプドリア (イタリア) | 92.7.12 | 182/72 | |
21 | 二コラ・ザレフスキ (Nicola ZALEWSKI) | ASローマ (イタリア) | 02.1.23 | 175/78 | |
2 | マティ・キャッシュ (Matty CASH) | アストン・ビラ (イングランド) | 97.8.7 | 185/76 | |
5 | ヤン・ベドナレク (Jan BEDNAREK) | アストン・ビラ (イングランド) | 96.4.12 | 189/77 | |
MF | 11 | カミル・グロシツキ (Kamil GROSICKI) | ポゴニ・シュチェチン | 88.6.8 | 180/78 |
26 | ミハウ・スクラシ (Michał SKORAS) | レフ・ポズナニ | 00.2.15 | 172/64 | |
10 | グジェゴシュ・クリホヴィアク (Grzegorz KRYCHOWIAK) | アル・シャバブ (サウジアラビア) | 90.1.29 | 186/83 | |
8 | ダミアン・シマニスキ (Damian SZYMANSKI) | AEKアテネ (ギリシャ) | 95.6.16 | 181/70 | |
19 | セバスティアン・シマニスキ (Sebastian SZYMANSKI) | フェイエノールト (オランダ) | 99.5.10 | 174/58 | |
24 | プジェミスワフ・フランコフスキ (Przemyslaw FRANKOWSKI) | ランス (フランス) | 95.4.12 | 175/68 | |
13 | ヤクブ・カミニスキ (Jakub KAMINSKI) | ボルフスブルク (ドイツ) | 02.6.5 | 179/68 | |
6 | クリスティアン・ビエリク (Krystian BIELIK) | バーミンガム・シティ (イングランド) | 98.1.4 | 189/78 | |
17 | シモン・ジュルコフスキ (Szymon ZURKOWSKI) | フィオレンティーナ (イタリア) | 97.9.25 | 185/77 | |
20 | ピオトル・ジエリンスキ (Piotr ZIELINSKI) | ナポリ (イタリア) | 94.5.20 | 177/64 | |
FW | 9 | ロベルト・レヴァンドフスキ (Robert LEWANDOWSKI) | バルセロナ (スペイン) | 88.8.21 | 185/79 |
7 | アルカディウシュ・ミリク (Arkadiusz MILIK) | ユベントス (イタリア) | 94.2.28 | 186/81 | |
23 | クリストフ・ピョンテク (Krzysztof PIATEK) | サレルニターナ (イタリア) | 95.7.1 | 183/77 | |
16 | カロル・シヴィデルスキ (Karol ŚWIDERSKI) | シャーロットFC (アメリカ) | 97.1.23 | 184/77 |
W杯予選成績
欧州予選
◆欧州プレーオフ:パスB | ||||
準決勝3 | 2022/3/24 | – | ポーランド | |
準決勝4 | 2022/3/24 | スウェーデン | 1-0 | チェコ |
決勝戦 | 2022/3/29 | ポーランド | 2-0 | スウェーデン |
※FIFAは3月8日、ポーランドの不戦勝を決定。
順位 | グループI | 試合 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 勝点 |
1 | イングランド | 10 | 8 | 2 | 0 | 39 | 3 | 26 |
2 | ポーランド | 10 | 6 | 2 | 2 | 30 | 11 | 20 |
3 | アルバニア | 10 | 6 | 0 | 4 | 12 | 12 | 18 |
4 | ハンガリー | 10 | 5 | 2 | 3 | 19 | 13 | 17 |
5 | アンドラ | 10 | 2 | 0 | 8 | 8 | 24 | 6 |
6 | サンマリノ | 10 | 0 | 0 | 10 | 1 | 46 | 0 |
開催日 | 対戦スコア(開催地) | 得点 |
2021年 11月15日 | 〇 1-2 ハンガリー (ワルシャワ) | シヴィデルスキ |
2021年 11月12日 | ● 4-1 アルバニア (アンドラ・ラ・ヴェッラ) | レヴァンドフスキ2,ヨジュヴィアク ミリク |
2021年 10月12日 | ● 1-0 アルバニアー (ティラナ) | シヴィデルスキ |
2021年 10月9日 | ● 5-0 サンマリノ (ワルシャワ) | シヴィデルスキ,OG ピョンテク2,ブクサ |
2021年 9月8日 | ▲ 1-1 イングランド (ワルシャワ) | シマニスキ |
2021年 9月5日 | ● 7-1 サンマリノ (セッラヴァッレ) | レヴァンドフスキ2,シヴィデルスキ リネティ,ブクサ3 |
2021年 9月2日 | ● 4-1 アルバニア (ワルシャワ) | レヴァンドフスキ,ブクサ 44′ クリホヴィアク,リネティ |
2021年 3月31日 | 〇 1-2 イングランド (ロンドン) | モダー |
2021年 3月28日 | ● 3-0 アンドラ (ワルシャワ) | レヴァンドフスキ2 シヴィデルスキ |
2021年 3月25日 | ▲ 3-3 ハンガリー (ブダペスト) | ピョンテク,ヨジュヴィアク レヴァンドフスキ |
注目選手
バイエルン・ミュンヘンに所属するFWで、バイエルンとドルトムントで活躍し、2チームで合計462ゴールを挙げる稀代のスコアラー。
ポーランド代表としても15シーズンで132試合に出場して75ゴールを決めている。
これだけのゴールを挙げながらバロンドールを獲得していない。
特に、新型コロナの影響で公平性の欠如から賞が中止された2020年、受賞すべきはレヴァンドフスキであった。
この年、ブンデスリーガ、CL、カップ戦で3冠を達成したバイエルンにあってその全ての大会で得点王を獲得していた。しかもブンデスリーガでは49年ぶりに最多得点記録を塗り替えてもいた。
翌年のバロンドール、受賞したのはメッシでレヴァンドフスキは2位であった。
ただ、新設された”ストライカー・オブ・ザ・イヤー”の初代受賞者になったのはせめてもの救いであったかもしれない。
プレーとしては、185cmの恵まれた体格からのヘディングやポストプレーを得意とし、的確なポジションイングと高いシュート技術でゴールを量産します。
彼の輝かしいキャリアの中で足りないピースがあるとすれば、それは間違いなくW杯でのゴールだ。初めて出場した前回のロシア大会では得点を決められなかった。
そして、ポーランドが決勝トーナメントに進出するためには、彼のゴールが必要なのは言うまでもない。
W杯での初ゴールはどんなゴールになるのか。
- 所属 バイエルン・ミュンヘン
- 1988年8月21日生
- 185cm/81kg
- 代表成績
- キャップ数 132
- ゴール数 75
- アシスト数 15
ナポリの司令塔として287試合に出場し、40ゴール34アシストを記録している。
また、ポーランド代表としても72試合出場で9ゴール10アシストの成績を残している。
プレースタイルは10番タイプの選手で、技術と視野の広さに優れています。
ボールも簡単には失わず、ボールキープから味方が動き出す時間を作ることができる選手です。
ゲームメイクだけでなく、チャンスメイクもできる選手であることはアシスト数の多さが示しています。
彼のチャンスメイクからレヴァンドフスキのゴールが生まれたとき、ポーランド代表の36年ぶりの決勝トーナメント進出が近づくだろう。
- 所属 ナポリ
- 1994年5月20日生
- 180cm/75kg
- 代表成績
- キャップ数 72
- ゴール数 9
- アシスト数 10
まとめ
W杯で過去2度の3位を記録している古豪ポーランドも決勝トーナメント進出は1986年のメキシコ大会を最後に遠ざかっている。
絶対的エース、レヴァンドフスキの活躍により2大会連続でW杯に出場できたが、レヴァンドフスキも今がピークで次の大会はどうなるかわからない。そういう意味でもプレーオフを制して出場を果たした今大会で是が非でも決勝トーナメント進出したい。
ポーランド代表は、1回戦敗退したフランス大会以外、必ずW杯で勝利を挙げ、更に9回の出場ながら17回出場している同組のメキシコと勝利数が同じであることからもW杯の舞台で力を発揮してきたチームと言える。
36年ぶりに決勝トーナメント進出目指すこのチームの戦いに注目だ。


