当ブログでは、自宅でも大画面でワールドカップの臨場感を味わう、ということでプロジェクター購入をおすすめしています。
でもプロジェクターといっても種類や機能が色々あって、メーカーも価格も様々で選び方が難しいですよね。
そこで、本記事ではプロジェクター購入歴があり、購入にあたって調べまくった経験を基に用途に合った選び方を提案します。
最初に結論
Wi-Fi・Bluetoothがある電源なしでも投影可能な充電式モバイルプロジェクターがおすすめです。
購入経験を踏まえたおすすめの理由はこちらの記事をご覧ください。
後悔しない上手な選び方
用途を決める
よくサイトを見ていると、性能面から選ぶものが多いです。もちろん具体的な用途が決まっている場合は、それでよいのですが、用途が決まっていない場合はそこから考えたほうが失敗が少ないと思います。
また、用途が決まっていると思っていても、よく考えたら別な使い方もしたい、という場合もあるので一度考えてみるのがいいでしょう。
既に用途が決まっている方は読み飛ばしてください。
使用場所
まず、自宅か、自宅以外でも使うのか、を考えましょう。
自宅以外でも使う場合、例えば、会社での打合せやキャンプなどで使う場合は持ち運びに便利なモバイル式ものや、外出先の電源の状況を考慮してバッテリー付のものにするなどがおすすめです。
設置場所
自宅で使う場合、設置する場所を考えましょう。
- 使用する部屋は固定か、複数なのか。
- どこに置いて、どこに投影するのか。
- パソコン・携帯等の機器との接続は有線か・無線か。
- スピーカーと接続するのか、接続方法は有線か・無線か。
- 電源はあるのか(まぁこれは延長コードで対応できますね)
- プロジェクターでテレビを見たいか、ゲームか、DVD・映画か。
これを整理すれば、天井固定するのか、壁に投影かスクリーンの購入が必要か、ケーブル類の長さなど、必要な周辺機器の仕様もわかると思います。
わたしは、屋外で使用したいことや、家庭での設置場所も複数だったため、持ち運びに便利な機種で、無線接続可能なものを選びました。
しかも先に購入していたスピーカーがBluetooth接続だったので、Bluetooth接続可能なものという条件も決まっていました。
スペックで選ぶ
臨場感の高さを求めるならスペックが高いプロジェクターを選べばよいですが、必要以上のスペックを求めて後悔することもあるので、自分に合ったスペックを選ぶことが大事です。
また、スペックが高いとコストも高くなるのでその辺も確認しながら選びましょう。
映像の美しさを決める明るさ(輝度)と画素数(解像度)
- 明るさはルーメンの数値を確認
- 500ルーメン以上がおすすめ
- フルHD以上がおすすめ
画面や映像の明るさは「輝度(ルーメン)」で表されます。輝度の数値が高いほど明るくくっきりとした映像を見ることができます。
家庭内でプロジェクターを利用するとき、カーテンを閉めて部屋を暗くする場合は、輝度は500~1,500ルーメンであれば十分です。
照明や光が明るい環境でも楽しみたい場合は、3,000ルーメン以上がよいでしょう。
解像度とは、プロジェクターから映し出される映像や画像を構成する細かな点の数のこと。
解像度が高いほど高画質な映像を楽しめます。
画素数(ヨコ×タテ) | 名称 |
800×600 | SVGA |
1024×768 | XGA |
1280×800 | WXGA |
1920×1080 | フルHD |
1920×1200 | WUXGA |
3840×2160 | 4K |
映像を鮮明に写すにはコントラスト比が高いモデルがよい
- コントラスト比が大きいほど鮮明
コントラスト比は、最も明るい白と最も暗い黒の明るさ(輝度)の比率のことです。
その数値が高いほど明るい部分と暗い部分がはっきりと表示され、映像は鮮明になります。
確保できる投影距離を確認
- 焦点距離が確保できないときは短焦点の機種を選ぼう
- 焦点距離が10cmで80インチを写せるものもある
プロジェクターとスクリーンの距離は使う場所によって大きく異なります。
そのためプロジェクターの投影画面サイズと投影距離を確認しておく必要があります。
プロジェクターは、30~300インチ(6.1m×4.6m)の投影に対応し、投影面に近い程画面は小さくなります。
なお、家のあちこちで使う場合、投影距離が使用場所で異なる場合、投影距離が変わっても、同じ画面サイズのまま投影するためには、ズームレンズ搭載モデルがおすすめです。
ワンルームなど十分な距離が確保できない場合は、短焦点モデルがおすすめ。10cmの投影距離でも80インチを映せるモデルもあります。
パネルタイプ
- 「投影方式」は3種類。
- 繊細さを求めるならLCOS。
液晶 方式 | DLP 方式 | LCOS 方式 | |
---|---|---|---|
解像度 | 〇 | 〇 | ◎ |
色 | ◎ | 〇 | ◎ |
価格 | 〇 | ◎ | ▲ |
メリット | 輝度が高い | 滑らかな 映像 | 高画質 |
デメリット | 黒の表現が苦手 | レインボーノイズ発生 | 価格が高い |
メーカー | 採用エプソン・NEC | BenQ・JVC | 高級モデル |
ホームプロジェクターでは、反射型ミラーを使用する「DLPパネル」が採用されている。
1番安価なパネルだが、商品によっては虹のような残像が見えてしまうこともあるので注意が必要。
画質を重視するなら「LCOSパネル」がおすすめ。4K対応モデルなどのハイエンド機種でよく採用されており、高解像度の画像が美しいことが特徴。ただし、高額になるのがネック。
Wi-Fi
- Wi-FiやBluetoothで接続する。
- 接続はミラーリング機能で簡単
スマホやタブレットからミラーリング機能を使って、スマホ等の画面をプロジェクターに投影させることができます。
配線は不要で、Wi-FiやBluetoothを利用して接続します。
PCがなくても手軽にプロジェクターで映像を楽しむことができます。
スピーカー
- スピーカーの音量はW数を確認
- 部屋の広さに合わせてW数を選ぶ
- 臨場感が欲しい方はシアタースピーカーも検討しよう
- Bluetoothスピーカーを使う場合は、Bluetooth接続が可能かスペックを確認
スピーカーの音量は、スピーカーの出力を表す「W数」が指標となります。
5~15W程度あればワンルームに十分な音量が出せ、低音もよく響きます。
リビングのような広い空間で使うなら20W以上あると望ましい。
音質や臨場感にこだわる方にはシアタースピーカーがおすすめ。
Bluetooth接続が可能なプロジェクターもあるので確認しましょう。
OS搭載
- OS搭載機種ならyoutubeやNetflixも手軽に楽しめる
Androidや独自のOSが搭載されていれば、リモコンでNetflixやYouTubeを楽しむことができます。用途を考えてOSの有無もチェックしましょう。
バッテリー内蔵
- 屋外での使用や、いろんな場所で使う場合はバッテリー内蔵が安心で便利
出張先やキャンプで「電源が確保できない」なんて事態に陥らないためにも、「内蔵バッテリー」搭載モデルがおすすめ。
台形補正
- タテ補正は装備されているものを選ぶ
- 使用方法に応じてヨコ補正が必要になるので、用途に合わせて選ぶ
プロジェクター映像の台形歪みを補正して、長方形に投影するために必要な台形補正機能。
自動補正ができる機種ならスピーディーにセッティング可能。
プロジェクターは、スクリーンを見上げるように設置することが多いため、タテ補正は標準装備が多い。
毎回片付けたり置き場所を移動させたりすることが多く、斜めから投影することがある場合は、「ヨコ台形補正」が可能なモデルがおすすめ。
アスペクト比
- 多くのコンテンツは16:9
- フルHDは16:9。
- 視聴するコンテンツに合わせて比率を選ぶ
Blu-rayやテレビ番組、YouTubeなどの多くの動画コンテンツは縦横比16:9で制作されています。
プロジェクターで一般的な動画コンテンツを投影する場合には、縦横比16:9の品を選ぶと快適。
フルHD解像度は、ドット数1920×1080の縦横比16:9で構成されており、動画コンテンツの視聴に便利。
フルHD以上の解像度の製品には、アナログのテレビ番組などに使われている縦横比4:3の製品もあるので、購入前に視聴したいコンテンツを確認しよう
まとめ
- プロジェクターを購入する前に使い方をよく考えてから購入すると失敗が少ない
- スペックにこだわりだすときりがないので、優先順位を決めると選びやすい
- 1万円から数十万円のものまであるので、おおよその予算を決めておこう
- レンタルという選択肢もあるので、あわせて検討しよう