ワールドカップカタール2022を11月に控え、ニュースなどでもW杯への関心も日に日に高まってきています。
本記事では、サウジアラビア代表の過去のワールドカップ成績や注目選手などをご紹介します。
ワールドカップでの成績
Embed from Getty Images代表は、今大会で2大会連続6回目の出場となる。
サウジアラビア代表のW杯での成績を紹介します。
総合成績
- W杯出場 2大会連続6回目
- 通算成績 3勝2分11敗 得点11 失点39
- 最高成績 ベスト16(1994)
今大会の対戦相手
サウジアラビアはアルゼンチン・メキシコ・ポーランドと同組のグループCとなった。
優勝経験国があるのはアルゼンチンだけだが、ポーランドやメキシコもW杯での実績はサウジアラビアより上である。
対戦国のW杯での成績とW杯での対戦成績について紹介する。
第1戦 アルゼンチン
Embed from Getty Images11月22日(火)19:00~ TV ABEMA
- W杯出場 13大会連続18回目
- 通算成績 43勝15分23敗 得点137 失点93
- 最高成績 優勝(1978,1986)
- 対戦成績 0勝0分0敗
第2選 ポーランド
Embed from Getty Images11月26日(土)22:00~ テレビ朝日系/ABEMA
- W杯出場 2大会連続9回目
- 通算成績 16勝5分13敗 得点46 失点45
- 最高成績 3位(1974,1982)
- W杯対戦 0勝0分0敗
第3戦 メキシコ
Embed from Getty Images12月1日(木)4:00~ ABEMA
- W杯出場 8大会連続17回目
- 通算成績 16勝14分27敗 得点60 失点98
- 最高成績 ベスト8(1970,1986)
- 対戦成績 0勝0分0敗
サウジアラビア代表メンバー
Embed from Getty Imagesワールドカップメンバーが発表された。
GK | モハメド・アル・オワイス (Mohammed Al-OWAIS) | アル・ヒラル | 91.10.10 | 187/79 |
モハメド・アル・ヤミ (Mohamed Al Rubaie Al-YAMI) | アル・アハリ | 97.8.14 | 188/78 | |
ナワフ・アル・アキディ (Nawaf Al-AQIDI) | アル・ナスル | 00.5.10 | 188/83 | |
DF | ハッサン・タムバクティ (Hassan TAMBAKTI) | アル・シャバブ | 99.2.9 | 182/74 |
アブドゥラー・マドゥ (Abdullah MADU) | アル・ナスル | 93.7.15 | 186/77 | |
スルタン・アル・ガナム (Sultan Al-GHANAM) | アル・ナスル | 94.5.6 | 173/67 | |
アブドゥレラー・アル・アムリ (Abdulelah Al-AMRI) | アル・ナスル | 97.1.15 | 185/80 | |
サウド・アブドゥルハミド (Saud ABDULHAMID) | アル・ヒラル | 99.7.18 | 178/69 | |
アリ・アル・ブライヒ (Ali Al BULAIHI) | アル・ヒラル | 89.11.21 | 182/83 | |
モハメド・アル・ブレイク (Mohammed Al-BREIK) | アル・ヒラル | 92.9.15 | 173/61 | |
ヤセル・アル・シャハラニ (Yasser Al-SHAHRANI) | アル・ヒラル | 92.5.25 | 170/63 | |
MF | アブドゥルラフマン・アル・アブード (Abdulrahman Al-ABOUD) | アル・イティハド | 95.6.1 | 174/70 |
リヤド・シャラヒリ (Riyadh SHARAHILI) | アブハ | 93.4.28 | 185/77 | |
ナワフ・アル・アベド (Nawaf Al-ABED) | アル・シャバブ | 90.1.26 | 168/60 | |
ハッタン・バヘブリ (Hattan BAHEBRI) | アル・シャバブ | 92.7.16 | 170/66 | |
アリ・アル・ハッサン (Ali Al-HASSAN) | アル・ナスル | 97.3.4 | 180/68 | |
サミ・アル・ナジェイ (Sami Al-NAJEI) | アル・ナスル | 97.2.7 | 176/68 | |
アブドゥレラー・アル・マルキ (Abdulellah Al-MALKI) | アル・ヒラル | 94.10.11 | 176/70 | |
アブドゥラー・オタイフ (Abdullah OTAYF) | アル・ヒラル | 92.8.3 | 177/66 | |
サルマン・アル・ファラジュ (Salman Al-FARAJ) | アル・ヒラル | 89.8.1 | 179/63 | |
ナセル・アル・ドサリ (Nasser Al-DAWSARI) | アル・ヒラル | 98.12.19 | 180/64 | |
サレム・アル・ドサリ (Salem Al-DAWSARI) | アル・ヒラル | 91.8.19 | 174/68 | |
モハメド・カンノ (Mohamed KANNO) | アル・ヒラル | 94.9.22 | 192/73 | |
FW | ファラス・アル・ブライカン (Firas Al-BURAIKAN) | アル・ファトフ | 00.5.14 | 181/75 |
サレー・アル・シェフリ (Saleh Al-SHEHRI) | アル・ヒラル | 93.11.1 | 184/75 | |
ハイサム・アシリ (Haitham ASIRI) | アル・アハリ | 00.1.23 | 173/64 |
W杯予選成績
アジア最終予選
順位 | チーム名 | 勝点 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | サウジアラビア | 23 | 7 | 2 | 1 | 12 | 6 | +6 |
2 | 日本 | 22 | 7 | 1 | 2 | 12 | 4 | +8 |
3 | オーストラリア | 15 | 4 | 3 | 3 | 15 | 9 | +6 |
4 | オマーン | 14 | 4 | 2 | 4 | 11 | 10 | +1 |
5 | 中国 | 6 | 1 | 3 | 6 | 9 | 19 | -10 |
6 | ベトナム | 4 | 1 | 1 | 8 | 8 | 19 | -11 |
開催日 | 対戦スコア(開催地) | 得点 |
2022年 3月29日 | ● 1-0 オーストラリア (ジッダ) | S・アル・ドサリ(PK) |
2022年 3月24日 | ▲ 1-1 中国 ((シャールジャ(UAE))) | アル・シェフリ |
2022年 2月1日 | 〇 0-2 日本 (日本・埼玉) | |
2022年 1月27日 | ● 1-0 オマーン ジッダ) | アル・ブライカン |
2021年 11月16日 | ● 1-0 ベトナム (ハノイ) | アル・シェフリ |
2021年 11月11日 | ▲ 0-0 オーストラリア (シドニー) | |
2021年 10月12日 | ● 3-2 中国 (ジッダ) | アル・ナジェイ2 アル・ブライカン |
2021年 10月07日 | ● 1-0 日本 (サウジアラビア・ジッダ) | アル・ブライカン |
2021年 09月07日 | ● 1-0 オマーン (マスカット) | アル・シェフリ |
2021年 09月02日 | ● 3-1 ベトナム (リヤド) | S・アル・ドサリ(PK) アル・シャハラニ,アル・シェフリ(PK) |
注目選手
サウジアラビアの中では最も攻撃の変化を付けられるタイプで、彼がボールを持つと攻撃に明確なスイッチが入る。
アル・ファラジュは直接FKの名手でもある。
代表で62試合に出場し13ゴールを決めており、監督も
「アジアでも最高レベルの選手の1人だから。」
と言わしめる存在。
W杯本番でも彼がサウジアラビアのキーマンになるのは間違いない。
- FIFA選定 カタールW杯各国のスター選手に選出
- 所属 アル・ヒラル
- 1989年8月1日生
- 180cm/69kg
- 代表成績
- キャップ数 62
- ゴール数 13
- アシスト数 6
サウジアラビアのアル・ヒラルでプレーするサレム・アル・ドサリは、リーグ通算73ゴール62アシストを記録している。
代表でも63試合16ゴールを記録するなど、サウジアラビアの中心選手である。
AFCチャンピオンズリーグ最優秀選手にも輝いたことがあるアジア最高峰の選手の一人だ。
右利きの左ウイングだが、組み立てに応じてサイドに張るポジショニング、中に絞って中央に絡みながら、サイドバックのためのスペースを空けるポジショニングを状況に応じて織り交ぜる。サウジアラビアの戦術的なキーマンの1人であり、また危険な仕掛け人でもある。
本大会でも彼のプレーに注目したい。
- 所属 アル・ヒラル
- 1991年8月19日生
- 171cm/72kg
- 代表成績
- キャップ数 63
- ゴール数 16
- アシスト数 2
まとめ
1994年アメリカ大会。
モロッコ、ベルギーを下し、アジア勢として初めて決勝トーナメント進出を果たしたサウジアラビア代表。
世界レベルに近づくのも時間の問題と思われていたが、あれから30年近くが経過し、1994年以降一度も決勝トーナメントに進出できていない。
しかし、前回ロシア大会の最終戦でアメリカ大会以来となる勝利を経験し、また、アジア最終予選でも日本を下して首位通過を果たすなど、近年は着実に強化されている印象がある。
この勢いで再びワールドカップの舞台で「アラビア旋風」が巻き起こるのを期待してみたい。